アマゾンから買ったギアードモーターに、25mmの塩ビパイプの水道管(15cm)を背中に取り付けしっかりと固定し、モーター部分は完了しました。巻き上げに利用する19mmの直管パイプに、モーターの8mmシャフトを、取り付けるために
アルミ合金のカップリングを利用しました。
あとは、防水を兼ねて、ビニールテープで巻いて雨よけのアルミテープを取り付けて、完成です。ワイパーモーター利用に比べて軽く簡便なハードが出来上がりました。試験的に27mハウスのサイドを上げてみました。12vのバッテリー電源で、問題なく上げ下げすることが出来ました。12vで操作できれば電気の引き込みのないハウスでも、太陽電池と、バッテリーの組み合わせで操作可能ではと思いました。
(ギアモーターの背中に塩ビパイプを固定しただけの外観です。)
この、サイド巻き上げ機を使う方法として、人間が直接操作して、リミッタースイッチで、止まるような利用方法も考えましたが、できれば、自動で、上げ下げしたいと考えました。タイマーでは、上げられても下げることまでは難しそうです。モーターのプラスマイナスを自動で入れ替えて、制御する方法を調べると、小さなコンピューターをコントローラーとして使う方法が見つかりました。まずは、これを使い、温度によって、サイドビニールを上げ下げすることにしました。そのコンピュータですがアルディーノという小型のコンピューターです。まずはと、購入しました。そろえた部品な次のようなものです。
アルディーノ本体、 温度湿度センサー
液晶ディスプレー、 シリアルインターフェース
2連リレー、 ジャンパー線、
中身はこんな具合です。
以上の部品は、アマゾンから購入しました。もちろん中国から、郵送で送られてくるので10日から20日かかりました。しかし、合計で、送料こみで1075円という圧倒的なコストパフォーマンスでした。国内で買えば、10倍近くかかるかと思います。まさに中国おそるべしです。
あとは、持っていた携帯充電用の5V電源、12Vバッテリー、100円タッパー等を利用しました。
そこからは、このアルディーノ用のプログラムですが、これはかなり苦労しました。ただし、センサーの使い方等は、すでに先人が作ってくれてあるサンプルプログラムでつないでいくことができます。温度センサーとか、リレー回路とかすべて、配線まで含めて見つけることができます。上げ下げする温度、直管パイプを巻き上げる時間などは自分で設定しましたがあとは、サンプルのコピーをつなぐことで作ることができました。 まずは、温度で制御することにしましたが、センサーには、照度センサー、雨量センサー、炭酸ガスセンサー、気圧センサー、赤外線センサーなどのセンサーがやはり、数百円単位で売られています。これらを使えば時間は必要ですが必要なコントローラーは作ることができそうです。
プログラムを書き込んでしまえば、あとは、電源を入れれば動き始めます。アルディーノにプログラムは書き込まれており、その通りにコントロールします。電源を切ってもプログラムはなくなりません。
1回作ったプログラムは、新しいアルディーノにコピーすれば同じものが簡単につくれます。結果的に1000円程度のコントローラーが簡単に作れます。
以上、試作段階ですがこのコストであれば、実装も可能かと思いました。あとは、耐久性や見たり、微調整などをしながらしばらく使ってみたいと思います。