寒さが厳しくなってきていよいよ加温と保温の時期になってきました。サイドの上げ下ろし用の今まで使っていたモーターコントローラーが故障してしまいました。早速、サイトを見て探すと値段が数倍に上がっており、４０００円以上するようです。ほかに何かないかと探しているとBTS7960モータードライバモジュールというものがありました。出力は１つですが４３Aまで使えるということです。
BTS7960モータードライバモジュール
これを使って作ろうかとja.aliexpress.comを物色し、購入しました。
さて、これを使って回路を組んでいこうと思いましたが、なかなかこれを使った例がありません。すでにこのチップは生産終了しているとに事で参考にできる例も少ない様子でした。困ったと思いましたが、仕方ありません。そこで思いついたのが今年話題に上がったAIを使ってプログラムが作れないかということでした。CHATGPT４.0が公開されているとのことでしたので早速、ホームページへ行き、無料のアカウントを作り利用してみました。サイトに入り、その中のコードチューターというプログラム作りに特化したサイトに入りました。ここに質問してプログラムを組んでいくことにしました。
Code Tutorにメッセージを送信するに まず、どんなことがしたいのかを書いていきます。
ビニールハウスのサイドビニールを温度によって巻き上げたり巻き下げたりしたいこと、次に、コントローラーを作るための部品を上げていきます。ARDUINO UNO（マイクロコンピューター）、OLEDディスプレー（有機ディスプレー）、DHT11（温度、湿度センサー）、BTS7960（モーターコントローラー）これらの部品を使いarduino ideで使えるプログラムを作ってほしい。条件として、２８℃でサイドビニールを巻き上げ、２５℃まで下がったときに降ろす設定にしてほしい。巻き上げるのは３分間、下げるのは２分間としてほしい。
こんな内容の書き込みをしました。
こんな質問に対して、興味深い質問ですねと答えてくれて、こちらのやりたいことを理解して、プログラムの肝の説明をしてくれています。
ここで、要望に沿う疑似コード作ってくれました。このコードをコピーして、arduino ide に貼り付けて使用することが可能です。私は、少し、かじっただけのプログラム作りですが、そんな私でもわかりやすく解説してくれます。
ここまでの説明の中で不明だった、モータードライブのBTS7960に対応したプログラムを教えてほしいと質問したところ、このモータードライブを使ったプログラムを教えてくれました。このドライブを使ったプログラムは、あまり、出回っておらず、使用方法も今一つポピュラーではないのでありがたかったです。
こうして、私の希望に沿ったプログラムを手に入れることができました。今までには考えられなかったほど、簡単にプログラムの製作が可能になった気がしました。いろいろなセンサーの情報にしても、自分ではなかなか入手できないものであっても、AIが世界中から集めているのを実感できました。プログラムのテクニックにしても、わかりやすく解説してくれます。プログラムの改良してほしいところも、質問すれば瞬時に答えてくれます。恐ろしい時代になってきました。これからは、好き嫌いは別として、便利ですし、効率の点からも利用しない手はないのかのしれません。使いこなして自分の思う通りのシステムを作る。そんな時代になってきたような気がしました。以上、初めてCHATGPTに触ってみた体験でした。