コロナは、いまだ世界中で、増えつづけています。先の見えない状態がまだまだ続くと思います。どんな変化が起ころうとも、それについていくしか生き残るすべはありません。
ハウスサイドの巻き上げ機の自作の記事を2年前に書きましたが、思った以上にご覧いただき、恐縮しています。そこで、改めて現在利用している巻き上げ機について書いてみたいと思います。すでに、アマゾンなどでは、13000円前後で、巻き上げ機が販売されており、自作の意味も薄れてきていますが、現在の自作機を紹介します。前の記事のDCモーターは、サイド巻き上げには、いささか力不足でした。そこで、改めて、中国のサイトで、強力なDCモーターを探しました。低コストで、力のあるモーターはないか?いろいろなものを探しました。
結果、2つのモーターを見つけることができました。
775 dcギアモーター 24v小型モータ 35 ワット 5rpm です。
単価3000円程度、
Cnbtr 12ボルト6 rpm無負荷速度高トルク電動正方形ギアボックスギヤードモータです。単価2000円程度です。
上の775モーターのほうが大きなモーターです。下の555モーターは775モーターより小さいですが、ギヤー比が大きくやはり力があります。
今のところ、この2つのモーターをDC12Vで利用しています。50mハウスのサイドを775モーターで、天窓の開閉に555モーターを利用しています。
まずは、サイドのモーターです。
こんな風に加工して使っています。モーター自体は、防水でないため、おーいお茶の空き缶をモーターの上にかぶせて、シリコンでモーターに固定しています。空き缶は、黒いビニールテープで巻いてあります。モーターは、ホームセンターで、角材を買ってきて、そこに穴をあけ、モーター軸と22のハウスパイプを市販のボルトを加工して軸としてつないであります。モーターと角材は4本の釘でつなぎました。そして、塩ビパイプを空き缶を切ったスチールの帯で角材に取り付けてあります。
巻き上げパイプは、かつて購入した角アルミパイプを使っています。19のハウスパイプに比べて重量を軽くすることができます。ハンドメイドには木材が加工しやすいため利用しています。
サイドが、下がりきったところに、リミットスイッチを取り付けてあります。ここで、モーターが止まります。上がりきったところには、リミットをつけてありません。秒数を指定して、そこまでで停止します。サイドを締め切った地点が基準になっています。
リミットスイッチに並列にダイオードがついていて、下がりきって止まっていても、上げるときには、逆電流が流れてサイドを上げることができます。
天窓は、555モーターを使って、巻き上げるようにしています。温度と雨量センサーによって、温度が高くても、雨が降ってくると閉じるようになっています。これによって、ほぼ、突然のにわか雨を気にすることなくハウスを任せられるようになりました。ここまでが、実際に使っている巻き上げ機の様子です。コントローラについては、次の機会に書きたいと思います。
この555モーターは、価格が安いわりに、トルクがあります。そこで、露地で行っているシェード栽培に使えないかと思い、試作をしてみました。今のところ、停止位置を満足にできていませんが、午前7時に、25mのシェード材をトンネルの天井まで巻き上げて、午後6時に地面まで下すようになっています。
雨が降れば、肩部分で止めて、雨よけ栽培とできれば面白いかもしれません。
続く