いよいよ0℃を記録するようになり、晩秋の気配が漂ってきました。あの記録的に暑かった夏から、この冬はどんな天候になるのでしょうか?
ハウスも、あの暑さには勝てず、8月盆からお彼岸にかけて、出来の悪い菊になってしまいました。これほどの暑さが続くようになると、いかに、夏を涼しくするか、そのほうが大事になってきているようにも思われる今日この頃ですが、またまた、ハウスのサイド管理が必要になってきています。この春の記事で、ハウスのサイド巻き上げ機の自作の記事が、興味を持つ人が多かったこともあり、またまた、その後を書いてみたいと思いました。
夏の間は、いかに、大きく開けておくかということで、いっぱいにあけ放っておいたのですが、改めて、ギアモーターと、車のワイパーを使った開閉器を取り付けました。ワイパーを使った開閉器は、馬力があり、問題ありませんでしたが、ギアモーターは、少し、力不足で、いまひとつ、50mのハウスのサイドの開閉に問題がありました。50センチくらい上がったところで、モーターの力不足から上がりませんでした。もっと、力のあるモーターはないものか?またまた探しました。アマゾンの経験から、モーターの規格と、回転数を変えることが大事かと思い、探した結果、1秒間に、5回転の24V使用のギアモーターが、簡単に手に入る中では、無難かなということになりました。最大トルクは70kgと前に買ったものと同じものですが、回転数が低いだけ、トルクに余裕があるように感じます。これについては、アマゾンのサイトでもありますが、中国のAliEpress.com のほうが、充実しているのでそちらから入手しました。いろいろな回転数の中で、24V仕様の回転数が、5PPMのものを入手しました。あとは、春と同じに、モーターの背中にパイプをつけて出来上がりです。このギアモーターは、力があって良いのですが、中のギアーが舐めてしまうことがあるとのことですので、とりあえず、スペアーも用意しておきました。12Vの物は、12PPMのものしかなく、速すぎるので、5ppmのもののほうが管理しやすいように思いました。
こんな感じです。45mハウスのサイドを開けています。
こちらは、ワイパーモーター利用の開閉器です。
温度が上がってくると、一段(60㎝)上がり、もっと上がってくるとさらに60cm上がります。
下がる場合はその逆になります。ただ、実際にやってみると、上げと下げでは同じ時間、モーターを回すと、下がりすぎ、巻き込んでしまうことがわかりました。重力があるので、負荷が小さく、速く回転してしまうためでした。また。気温によって、フィルムが伸びちじみしており調節が難しいことがわかりました。厳密にするには、下限スイッチと上段スイッチをつけてそこまでで止まるようにする必要があります。
モーターの上下にスイッチとダイオードを組み合わせ上げるときだけ、下げるときだけのスイッチとしています。詳しくはこちらをご覧ください。
蛇足ですが、このスイッチを加えると、スイッチを入れると上がり、上限で止まり、スイッチを逆にすると、下がり下限で止まるという回路ができます。これで、手動スイッチで、ハウスサイドの上げ下げができます。