新しいコントローラー2021

新型コロナの拡大から1年が過ぎました。まだまだ、収束に向かう感じはありません。スペイン風邪からみれば100年に、1回の疫病の流行に遭遇していることになります。

半年ぶりに、ハウスサイド巻き上げ機のためのコントローラー部分を上げてみたいと思います。前のコントローラは、DCモーターコントローラーを使いましたが、中国からのもののため、手に入りにくいところがありました。今回は、日本でも手に入りやすい、リレーモジュールを利用したいと思います。4連のリレーモジュールを利用して、モーターを動かします。リレーの良いところは、電圧の低下がないところです。モーターコントローラーは、少なからず、電圧の低下が生じます。また、前のモーターコントローラーは、16vまでしか利用できませんでした。できれば、24vを利用したいと思っていました。24Vであれば、アマゾンで購入したハウスサイド巻き上げモーターでも、利用できます。

以下が、配線図になります。

 配線図

部品は、主に、amazon,co,jp や中国のサイトAliExpresで入手しました。

Amazonでほぼ入手可能な部品で組み立てられると思います。ただし、高価格になるかもしれません。以下に部品名を挙げていきます。

写真を、クイックしてもらうとそのサイトを見ることができます。

4連リレーモジュール
OLEDディスプレー 
LM2596S DCDCコンバーター
DHT11 温度、湿度センサー
arduino uno 互換機です
スイッチング電源 12V 10Aのものを使いました。
4連スイッチ コントロールに使います。

スイッチング電源は、日本のアマゾンから入手しました。

オスメスジャンパーワイヤー

あとの部品は、中国からの入手しました。3週間前後かかるものがありましたが圧倒的に安いため利用しました。

コントローラーボックス本体は、ダイソーの蓋つきのものを利用しています。

6ピントグルスイッチ
オルタネイト押しボタンスイッチ

組み立てた場合の注意点として、Arduino unoの電源ピン(VINピン)を外しておいて、 LM2596S の調節用のマイナスねじを回して、出力が5Vまで電圧が下がるようにします。5Vを確認後、スイッチの押しボタンを切っておき、電源ピンを(VIN)に差し込み、その後、押しボタンスイッチを入れ動作確認をしてください。

組み立ては、ほぼ、ジャンパー線の差し込みで済みますが、DCDCコンバーターと、トグルスイッチは、半田付けが必要です。また、5V電源ピンが足りないため、DHT11の電源と、4連リレーの電源を一緒にして、4連ボタンの電源、OLEDの電源を一緒にして、2つのGRD端子と5V端子に差し込んでもいいと思います。

リレーからの、出力線と、トグルスイッチの出力線は、太いものを使ってください。

プログラムの書き込みは、arduino ideを利用します。これは、ネット上にいろいろな解説がありますのでそれを見て、使える環境を作ってください。

プログラムは、GitHabにありますので利用して下さい。

最近、中国からのDCギアーモーターが、入手困難になっています。中国側の事情ですので何ともしがたいですが、何か方法があればと思っています。その点、Amazonからのものは、入手可能ですので、コントローラーだけ利用して、その製品を使うことも可能かと思います。この場合は、スイッチング電源は、24Vを利用してください。DCDCコンバーターの設定は、出力5Vですので、設定してください。製品を使う場合は、責任は負いかねますので、自己責任で利用してください。

コントローラーの利用法

DCモーターにつなぎ、電源プラグを差し込みます。ディスプレーが表示されます。その後、4連スイッチの3番ボタンを長押しします。DCモーターが回り、サイドカーテンが上がります。ここまで上がればという場所まできたら、ボタンを離し、Arduino unoのリセットボタン(赤いボタンです)を押してリセットします。その後、今度は、4番ボタンを長押しします。すると、サイドカーテンが締まります。締まりきったところでボタンから手を放し、再び、リセットボタンを押します。それで設定は終わりです。摂氏28度でサイドが巻き上がり、既定の場所で止まります。25度になると、サイドカーテンは、下がり締まります。 設定温度28度は、1番ピンの長押しで、下がり、2番ピンの長押しで上がります。30度以下の設定で利用してください。ただし、リセットボタンを押すと、リセットされます。

GitHabには2段開閉のものもあります。こちらは、最大開閉幅が、32度以上となっています。28度で半分上がり、33度で全開します。下がるほうは30度で半分下がり、25度で全部下がります。一方、ハウスの巻き上げ巻き下げのほうは記憶されており、リセットしても変わりません。もし、変更したい場合は、初めからの手順で設定しなおしてください。POフィルムでも、ビニールフィルムでも、温度によって伸び縮みして、同じ時間、あるいは同じ回転数でも上がり下がりの幅が違いますので注意が必要です。

いずれの場合のトグルスイッチは、スイッチを真ん中に立てておいてください。トグルスイッチは、手動用の操作スイッチになります。赤ボタン(電源ボタン)で電源を切って、トグルスイッチを使えば、手動でサイドの上げ下げができます。こちらも、真ん中で、停止、右、左で上がり下がりです。風が強いとか、自動では任せられない場合は、こちらを使います。

以上、自作のコントローラーであり、素人のプログラムですので、利用する場合はすべて、自己責任でお願いします。